奄美大島の「ミキ」

奄美ミキの製造風景

とてもさわやかな風味を持ち
まるで「お米のヨーグルト」

本土ではあまりお目にかかることのできない
「ミキ」の魅力に憑りつかれ…

2018年10月、奄美大島へミキのレポートへ行って参りました!

日本の海とは思えない!

まずは「ミキ」とは何か?というおはなし

「ミキは、白米の粉に砂糖とサツマイモの汁を加えて作る滋養飲料」

奄美パーク内にある展示物「ミキ」について

との記載がありますが

その実は

「乳酸発酵飲料」です

では「乳酸発酵飲料」ってなに?

乳酸菌や乳酸菌飲料などは「プロバイオテクス食品」などと言われることがあり

これは大まかに「人体に良い影響を与える微生物、またはそれらを含む製品や食品のこと」を言います
みそやぬか漬け、納豆などの発酵食品もこれに分類されます
プロバイオテクス効果を認められた菌は
腸内環境を整える以外にも
免疫力強化・花粉症予防・アレルギー症状改善・肌荒れ改善など

大変嬉しい効果をもたらしてくれるのです

ミキがお砂糖をいれなくても、ほんのり甘い理由としては

生のサツマイモに含まれる酵素がお米のデンプンを分解して甘く作用するからです

奄美の旧暦八月の節(豊作と共に村人の無病息災を祈る行事)には欠かせない飲み物だったそうです

サツマイモとお米とお砂糖が原料

私がミキを知ったのは

鹿児島のお豆腐屋さん「くすもと食品」さまの北野社長にご紹介いただいたことがきっかけでした

同じお豆腐屋さんの繋がりで、北野社長の昔からの友人である

奄美大島のお豆腐屋さん「島とうふ屋」(高野食品)の高野社長のお店で
ミキを作っているということで

なんと、早速送って下さいました

お米を使った発酵飲料、と聞いてまず想像するのは麹を使った「甘酒」でした
しかし、奄美ミキは米麹を使いません

これは米糀、しかし奄美ミキは…

甘酒のようなものかなと、想像していた私の期待を見事に裏切ってくれたそのお味は

私を奄美大島へ引き寄せるのに十分でした

素晴らしい光景

到着した夕方、その足でまっすぐ
龍郷町の島とうふ屋さんへ向かう

島とうふ屋さんではお食事もいただけます

高野社長にお話を伺いました

高野社長です

だいたいの作り方は、以下の通りです
(超ザックリですが…)

①固めのおかゆを炊き

②1時間くらい粗熱を取った後

③サツマイモをすりおろして入れる

その後、撹拌し

④寝かせてから砂糖を加え

⑤液状にしたら完成

フラッシュの緑が写り込んでいますが、実際は真っ白です

おかゆの温度と、イモを入れる時間帯にコツがあり

砂糖の種類や量など、色々と実験して見た結果

今のミキが、高野社長の大好きだったミキの味に近いそうです

加熱殺菌は一切なし!

1ボウルでおよそ35L、冬場は1回の製造でこのボウルを15個分

夏場はなんと毎日作るそうです

トロトロに変化して行きます

いかに奄美の住民にとって親しまれている飲み物であるかが伺えます。

スーパーでは必ずミキコーナーがあります

たくさんの種類が…

高野さんのお店のミキの賞味期限は「製造日より14日間」とありますが

実はこれも数段階にわけて風味の変化を楽しむことができます

まずは作りたての3日間くらいは
とても甘くて、コクがあり

トロトロしていて、ボトルからボタリと落ちるくらいの硬さです

甘酒に近い風味で、お砂糖代わりの調味料としても十分に使えます
(加熱してしまうのはもったいないので是非そのままの温度で…)

ミキを使った「ガスパチョ」

それからさらに数日経過し、5日~1週間が経過すると

酸味がでて、すっぱく変化します

その頃はかなりゆるやかになり
ペットボトルからもサラリと出てくる硬さに変化します

一般的に、お子様や若年層の方は、作りたての甘い味を好み
年配の方は後半の酸味が出てきた頃を好むと言われますが

ミキ大好き♡

お好みで、両方味わっていただければと思います

以前、専門家に分析を依頼したところ
1CCに1億個以上の乳酸菌が含まれているとの見解をいただいたそうです

飲みやすいように天然の果汁でフレーバーをつけたものも…

発酵や腸内環境などの著書でご高名な教授や
某医科大学の学生たちも、興味をもち調査をされたそうです

ミキ中に含まれる乳酸菌の種類や数にはバラつきがあり…

これは原料のサツマイモや製造環境によってさまざまであると言われていて

未だ詳細な調査結果は出ておらず

さらなる未知な可能性が期待される飲料であると言えます

その効果のほどは

我が家の家族全員が3日間、試しただけで証明されており…

朝食はこれで十分!

腸内環境の改善を試みたいという方は是非一度、
試してみる価値が高いと思います

現在のように栄養剤などもない時代
亜熱帯の熱い気候の中、滋養と栄養を摂りたいという時

手当たり次第試飲しましたw

腐敗の心配をせず
防腐剤の必要もなく
栄養価に富み
消化も良く

子供から年配者まで安心して飲め
各家庭で気軽に手作りできる…

空港で赤ちゃん連れのご家族、赤ちゃんの手には…

奄美の風土だからこそ生まれたもので
島の歴史や伝統

そしてそこに住まう人の心の豊かさが

こちらも赤ちゃんを連れたパパ、ミキを持っていました

まさに「身土不二」に叶う
パーフェクトドリンクを生み出したと言えるでしょう

ミキ=「御神酒」神様へささげる祈りのこもったお酒…

いや、もしかしたら
神様が奄美に与えて下さったありがたい飲み物なのかもしれません

お豆腐やさんが作る「奄美 ミキ」

お取り寄せが可能です
しかも二度見するほどのお手頃価格で販売されています

我が家の置きにいりはやはり高野さんのミキ
味は各社全然違います!

是非一度、トライしてみてください

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知ることによって

奄美の歴史を残して行けますように…

ありがとうございました!

参考文献:
新版シマヌジュウリ/藤井つゆ著
10ねん元気通信/協和発酵バイオ
奄美大島の伝統飲料「ミキ」中の乳酸菌
みき(飲料水)wikipedia