11/22(金)は、いつもお世話になっております福井県の米五のみそ多田健太郎社長のご予定に便乗させていただき…
練馬区にある糀屋三郎右衛門さまに見学とお話を伺わせていただきました。
練馬の住宅街、コンビニエンスストアを通り過ぎると…
とても趣のある建物が見えてきます。
おおっ!こんなところに!!!と横断歩道の反対側から興奮して写真を撮りつつ…
糀屋三郎右衛門さまは、天保10年に茨城県で創業し
1939年から東京都練馬区中村に味噌蔵を構え、都内では唯一の味噌蔵だそうです。
「昔みそ」の看板と
竹が目印です
敷地に入らせていただくとこのように…
とても趣深い建物、そのままに残っております。
何気にものを置いてあるのは、写真右手前は使わなくなった木桶
こんなところからも歴史を感じさせてくれます。
機械化せず、全て「手作り」で、糀から作っておられます。
東京の町中で…これはあえての「効率化」ではなく
それこそ
古くから伝わる「手作りむかし味噌」の風味を大切にし
「手づくり」ならではの良さ、が一番と考え、こだわっておられるからに他ありません。
内部を見学させていただきました。
糀屋三郎右衛門さまの「糀室」はなんと…「石作り」!!
とても小さな扉を開けて、身体をかがめて中に入らせていただくと…
こんな感じで…
身体をかがめて入ります
さて、内部に入らせていただくと…
8代目、辻田宥樹社長が案内して下さいました。
使われている石は「大谷石(おおやいし)」
かつては古墳の石室にも使われたという「大谷石」は、耐火性・防湿性に優れ蓄熱性も高く
古くから蔵に使われたと言われています。
コンコン、と乾いた軽い音がします。
こちらの歴史深い室の中で、糀屋三郎右衛門の糀は醸されるのです。
ふわふわのモフモフの米麹、こちらはまだ生の状態で…
こちらが乾燥させた状態です。
乾燥糀も出荷されています。
日持ちするため、常温で自宅保管も可能です。
木樽も、道具も
大変趣深い、歴史を感じさせるものばかりでした。
これ、何かお分かりになりますか?
「計り」ですね…なかなか見ないものがたくさん!!
古き良き道具を大切に使う…
味噌と同じく、道具も変化を楽しみながら、手入れをして使う、
これこそ日本人の「手仕事」だなぁとしみじみと感じさせていただきました。
お味噌と甘酒、塩糀などのお味見をさせていただき
8代目のレクチャーを聞かせていただくという貴重な機会
そしてこちら!!!
余談ですが、7代目が練馬区のヒーローとしてカードに!!!笑
「おみそと言ったら昔みそ」
「唯一無二のみそと糀を作り出す職人」
なんとクールな…!!!(しかも似ています!!笑)
こうして子供に興味を持ってもらいながら、学べるってステキです!
大変年季が感じられる「家訓」そして「朝の誓」
素晴らしいです。
この度は、多田社長に便乗させていただき
とても素晴らしい勉強の機会をいただきましたことに心から感謝しております。
また、ご一緒させていただきました根田醤油合名会社の鈴木豪彦専務取締役、ありがとうございました!
糀、お味噌、醤油、大豆を使って美味しいものを作り出す方々です。
やはり日本は穀物の国ですね。
変わりゆく昨今の天候にも、順応しつつ美味しいものを作っておられる「魔法の手」です。
「都内唯一の味噌蔵」どうぞ都内の方は是非、お教室の材料に使っていただければと思います。
そしておかラボのみなさま、是非見学に行かせていただきましょう!
辻田社長、社員の皆さま
お忙しい中、大変快く受け入れて下さりありがとうございました!
日本が誇るべき「昔ながらの手仕事」を、今後も発信し続けて参りたいと思います。
糀屋三郎右衛門
〒176-0024
東京都練馬区中村2-29-8
03-3999-2276